30年間トップを走り続けるパイオニア
『ワインレポート2009』の『ニュージーランド最高生産者』!!
ニュージーランド南島の北端のネルソンは、規模は小さいですが、プレミアムワイン産地として重要な地位を占めています。東西南を囲む山脈が冬の冷たい風を防いでくれる一方、夏は海に面した北からの海風が急激な気温の上昇を抑えるため、年間を通じて気候が穏やかな産地。
その歴史はノイドルフ・ヴィンヤーズのティム&ジュディ・フィンが、北斜面の粘土質土壌を探して、1970年代末にムーテリー・ヴァレーを見下ろす高台にブドウを植栽したのが始まりです。
今でも南島で始めて植えられたブドウの一部が実をつけています。
30年経った今でもワイン造りに挑戦と質へのこだわりを持ち続けるノイドルフが目指すのは産地を表現できるワイン。
複雑さ、繊細さ、フィネスを常に探求しています。近年では、2009年、英国のトム・スティーヴンソン監修の『ワイン・レポート2009』でなんとニュージーランド最高生産者に輝きました。
ワインの潜在的な可能性は畑で決まるとティム・フィンは言い切ります。
醸造家の大切な役割のひとつはその果実の可能性を正しく理解し、ブドウが表現できるバランスとスタイルを決めること。
ブドウが毎年くりかえして表現する個性を大切に、小区画ごとに収穫された果実に見合った醸造方法でその年特有の個性をワインに表現するのです。
果実がその土地の特性をよく表現するためには、地中深く根を張り、土壌の養分を均一に吸い上げることが必要です。
そのために、畝の間に雑草やハーブを植える、羊を放牧する、果皮を畑に戻すなど、オーガニックな管理が意識的に行われています。
ノイドルフはニュージーランド・サスティナブル・ヴィティカルチャー・グループの設立メンバーでもあります。